やっと帰宅しました。
今週は「建国記念の日」があったので、診療にそのしわ寄せがいったのか、信じられないくらい忙しかった。
月曜日はもともと週末に具合の悪くなった方が多く来院されるので、診察が多い。
整形外科は診察に時間がかかります。お話を聴いて、診察して、多くはレントゲンを撮影して、そしてその説明・診療方針の説明をして。時には注射や処置をして。
平均一人15分はかかります。ですから、診察しやすいように服装などを考えて来ていただきたいのですが。ハイネックでは頸は診られません。ピチピチのパンツでは膝は触れません。
外套にくるまれては、上半身をどうしましょう。
だから当院では、患者さんが薄着になるよう暖房温度をあげました。それでも着ぐるみのような格好で診察室に入ってこられます。
はっきり言う。頭働かせろよ。気のきかん人が増えましたね。日本人の劣化です。
こんな人が続くと、必然診療は時間がかかります。こんな人に限って、不要なおしゃべりが長い。
レントゲンを撮影する放射線技師を雇いたいですけど、彼らの給与は高く、当院の規模では雇用は不可能。
診療報酬はそれほど安いのです。大きな病院で外来の看護師さんが少ないのもそのためですね。売り上げに貢献しないから。
日本人の勤勉さと生真面目さのおかげで成り立っている、世界的に非常識な日本の医療制度。これは後日農協のお話を書くときに触れたいと思います。
で、月曜日午前診終了し、これまた何の得にもならない製薬会社の営業マンと面談し(この日は7社!)、落ち着いたのが15時でした。その後雑用。夜診はこれまた20時過ぎまで続きました。
帰宅は22時を過ぎましたので、ほぼ14時間働き通しでした。
火曜日は昼間は往診の日ですので、朝の診療後すぐ出かけて、帰院したのが午後診の20分前。前日に続き、またしても例のアイスコーヒーのみでした。この日も雑用で22時まで仕事。
水曜日は、先日書きましたが並ぶために出かかたようなスキー。木曜日は診療所の雑用を片づける日です。午前は事務作業。昼から神戸まで福祉車両を見に行きました。
昨日は阿鼻叫喚の金曜日。3時間待ちという記憶にない来院患者さんとなりました。私も待ち時間は短縮したいのですけど、いかんせん身体はひとつ。じっとお待ちいただいた患者さんに感謝と申し訳なさでいっぱいです。
さて本日土曜日。運動どころか、ほとんど身体を動かしていない現実に、せめて午後の研究会前にランニングくらいしたいと思いましたが、かないませんでした。
診察が終了したのが13時半ころ。それから電子カルテのデータ整理をして(毎日これが大変)、紹介状の返事などを書き終えると15時前でした。あわてて帰宅。コーヒーにビスケットを数枚。スーツに着替えて研究会へ。少し遅刻。
これはこれで楽しい。しかし運動不足の身体のだるさはなんともし難い。電車で移動するくらいでは運動になりませぬ。
そして次の研究会へ。診断が非常に難しく、気苦労の絶えない骨・軟部腫瘍の講演会。非常に有意義でした。そのあとの情報交換会で、基幹病院の先生や事務方職員と懇談。ここで築くネットワークが開業医のある意味で実力です。
なぜか軽くなった足どりで、帰宅したのでした。
でもね、今日の勉強会でもでてきたのですけど、運動量の少ない人は、明らかに脳卒中になったり、認知症になる率が高いのだそうです。
どこかで無理やり運動する時間を作らないとだめみたいです。そうなると、家族に向ける時間を削る以外ないのかな。
たぶん私はそうしないと思います。
これも安倍さんの規制改革と大いに関係しますね。また後日。
明日は息子と・・・