週末は、市大整形外科開業医会の講演会でした。実は同門の開業医で会を構成して活動するのは非常に珍しいことです。整形外科の場合、開業するとほぼ手術することはなくなります。加えて純粋な整形外科の患者さんばかりでなくなり、色々な科に跨る知識を必要とします。先輩たちが50年も前にこの会を設立された慧眼に敬意を表します。

その会の会長を今私は拝命しているのですが、この運営に悩まされております。一つはコロナ禍

。集まる機会が減り、会員諸氏がどのような気持ちで日々過ごされているかがわかりづらいのです。また世代間で思いが異なるのは当然です。会としてのまとまりに苦労しております。このような中で50周年記念行事も計画を立て、勧めていかねばなりません。

色々あろうとも医師はやはり何をおいても勉強です。日々進歩する医学知識を吸収せねばなりません。

久しぶりのWEBに頼らない、会場での講演会でした。

演者は、日ごろから多くの患者さんがお世話になっている阪和人工関節センター総長の格谷義徳先生です。

人工膝関節のお話でした。今までの30年におよぶ経験に基づく素晴らしい講演でした。

近所にこのように立派な先生がおられることを心から感謝しました。

高齢になるほど膝が悪くなるのは当たり前ですが、人工膝関節の手術を受ける方の年齢は年々あがっているそうです。先生の所でも、4分の1が80代とのことでした。最高齢は94歳だそうです。元気になって自分の力で歩いて、楽しい毎日を送りたいという気持ちが大切ですね。

仲間に会えて、有意義な話を聴いて、元気が湧いてきました。