私は、テレビドラマをほとんど見ません。時間がないのが第一の理由ですが、設定が現実離れしていて入れないのです。今年は大河ドラマを3年ぶりくらいに見ています。ドラマはやはり脚本と役者だと思います。その「真田丸」で私と面食いの愚息が「いいなぁ」とデレデレになっていたのが黒木華さんでした。信繁の最初の妻になり子をもうけ、あっという間に亡くなりました。このドラマを観るまで、有名な女優さんだと知らなかったんです。「華ロス」になっていたところに。今春のドラマで再会できました。「重版出来」。出版不況の中、すべてに一生懸命がんばる「マンガ週刊誌の編集」を黒木さんが演じています。原作は漫画なんだそうですが、俳優陣もなかなかで、わりときちんと見せてくれます。明日の元気を与えてくれるようなドラマです。出版不況は、私のような本好きには、とても不都合で、最近も近所の駅前の書店が閉店しました。とうとう徒歩圏内に本屋がなくなりました。面倒だからついついネットで購入するわが身を反省もするのですが。今日は、11万キロを超えて、さらに車検を更新することにした、我がエスティマ号のタイヤ交換にいきました。その間の1時間余りを、本屋で過ごしました。モールの中の紀伊国屋。広いフロアにはマニアックな本もしっかりと品揃え。至福の時間でした。ついつい気が大きくなり、都合8冊購入。やはり本は装幀を見て、手に取って、1冊の本になるまでを想って、買うものだと思いました。「重版出来」もうすぐ最終回でしょうが、一度ご覧あれ。本屋に行きたくなりますよ。