読書週間です。
なぜ読書の秋なのか知りませんが。節分の巻きずしみたいなものでしょうか。
私の趣味に読書とありますが、今も多忙な時間をさいて読書をします。
忙しいので、年15冊くらいしか読めません。老眼が進んできて長時間の読書はきついし、就寝前では眠ってしまいます。
さらに難しい内容を理解しがたくなってきました。脳も衰え始めます。
蔵書は1500冊くらいだと思います。医者になって、整理する時間もなくなりました。
出版の危機が叫ばれる昨今ですが、ほんと読書する人が少なくなりましたね。
電車に乗っても、書物を開いている人は、ほぼ皆無です。みなスマホ。
何してるんですかね?「漫画でいいから読めよ!」と私の心の叫び。
診療所の待合室でも、本を読んでいるのは、年配の方ばかり。
子供たちにぜひ目にしてほしい書物も置いてあるのですが。
子供を野放しにて、自分はスマホに夢中の親の多いこと。
私は、保護者とは呼びたくありません・・・。
スマホで何が得られますか。辞書・アーカイブ機能としのそれは認めます。
でも、ネットが自分を向上させるとは思いません。
それなら「何故HPを開設したの?」と言われそうですね。
答えは「新聞すら読まない人が多いので、周知するための道具です」。
本は自分の気持ちいいことばかりが、書かれてはいません。
でも読書して、何か感じる。それが何かはわからないけれど、心のどこかに、蓄積してそれが自分を形作る。
自分のやりたいことがわからず(ご本人は探していると仰いますが)、日がなスマホを見ている。
本当の楽しさを知らないかわいそうな人たち。
まずは買わなくていいから、図書館で本借りて読んでみ。
自分が淋しくなるから。きっと。
私は、本を読まない人を自分と対等に遇しません。語り合うのも時間の無駄と考えます。
生きる平面が異なってきますから。
物事に通暁するには、読書をおいてないと信じます。
社会に出て一番うれしかったことは、世にでて数年経過した安い文庫本でなく、ハードカバーが買えるようになったことでした。