いつまでこんなくだらない緊急事態宣言を続け、我々が我慢せなあかんのかと憤りつつ過ごしています。

もっとも、医療関係者の間でも意見は様々のようで、この数日間私の高校の同級生のメーリングリスト(ネット上で意見を述べあう場)でも、色々な角度から喧々諤々の議論が戦わされております。

私は「とにかくコロナを感染症法2類から5類へ格下げして、どこの医療機関でも扱える疾患にせよ」と主張します。

自宅療養している感染者の自宅へ、何の武器も持たない開業医が行っても慰めにしかなりません。インフルエンザ並みと考えればいいのでは、医療関係者のワクチン接種はすべて終了しています。たとえ感染しても大事にはまず至りません。施設を限るから医療がひっ迫するのです。

それはそうと、昨年のコロナ発生以来「自粛自粛」の大号令で、整形外科医としては、国民の体力(特に筋力)が低下することを危惧し、私は「コロナよりロコモやろ」とSNSで主張してきました。昨年は鼻で笑われましたが。

でもね、今頃になって、「これから5年間で寝たきり患者が従来の予想より250万人増える」という推計が出てまいりました。

どうです皆さん。

私の母は88歳になりましたが、断固としてスポーツクラブ通いを続けさせました。寝たきりになったら二度ともとに戻れないと考えるからです。それに寝たきりになれば、まず認知症になります。最悪です。ワクチンも接種を終え、今も一人で遠方へ出ていけます。

そして私、さすがに通っていたスポーツジムが狭いところだったので、万一を考え、昨春退会しました。サイクリングなどでお茶を濁していましたが、体重は変わらないのに体型が崩れるという我慢できない事態に。

我が国のできもしないであろう「ゼロコロナ政策」では、自由な日常は来ないと判断し、8月からとあるスポーツジムへ入会し、トレーニングを再開しました。

筋肉が恐ろしいことになっていました。筋力はおおむね3割ほど落ちていました。また心肺機能も低下し、ランニング速度も持久力も散々です。

週2-3回、1回1時間程度のトレーニングですが、3年ほどかけて元に戻そうと思います。3年もかかる?と思われますか。年いくと無理できませんからね。皆さんもご注意を。

コロナを恐れて、人生の優先順位を見誤らないようにしたいものです。