先週土曜日も、勉強会でした。毛色の変わった集まりでして、中学で机を共にした学習塾の同窓生で医師をしている者の集まりです。昨年末にも書きましたが、この学習塾通称「入江塾」は私の人生を形作ってくれたところです。勉強よりも、人生とは何か、人はどう生きるべきかを教えられました。ここでの3年間で私は今があるのです。そう思っている仲間が多いからこそ、卒業して何年たってもこうして集まってくる。大学生になっても後輩に学習指導をしに行ったこともあるので、「誰それの学年です」ですべてがすみます。毎年、塾出身の医学部教授を招いて、学術講演をしてもらうのですが、今年は私の同級生で親友中の親友、大阪市立大学医学部放射線科教授の三木幸雄君でした。彼とは同級生というだけでなく、中1からほぼ毎日(何せこの塾、休日がありません。365日です。)隣同士に座って授業を受けました。膨大なテストの答案用紙のほとんどが、三木君に採点されてます。これは彼もいっしょ。高校も同じで、2年間同組でした。その後努力の差があり、彼は放射線科教授になり、脳のMRIでは日本の第一人者になってます。残念ながら整形外科との共通項は少なかったけれど、最先端の知識を得て、また友人の頑張りを見て、私も力が湧いてくるのを感じました。彼に会って、改めて「努力は裏切らない」を実感したのでした。写真: 同窓生交歓。左から3人目が三木幸雄教授