産経新聞、よくぞ一面にもってきた!今夕刊の見出しがこうである。 G7首脳 伊勢 「正式参拝」26日に開幕する伊勢志摩サミットで、7か国首脳が伊勢神宮を「御垣内参拝」という生成期参拝をするのだという。これほどの日本文明の世界への発信があろうか。私はかねてから、「国家神道」は宗教なのか?と考え続けてきた。菅原道真公を祀る「天満宮」、病気の神様?「少彦名神社」、縁結びの神様「出雲大社」、宗教ですか。毎年縁あって、青山晴さんの講演を聴きに東京へ出かけるのだが、その際は必ず靖国神社を参拝する。日本国のために生きた英霊をお祀りする、これが宗教ですか?私は非常に疑問に思ってきた。天皇陛下は新年、年が明けるや否や、禊ぎをされ、日本国、国民の安寧を祈られる。これが宗教ですか。「新嘗祭」「神嘗祭」が宗教ですか。多くの日本人が疑問を持つのではないか。神道が宗教であり続けるのは、大きく2つの理由があるように思う。一つは、宗教法人に与えられる優遇税制。固定資産税などの税金が免除である。宗教を名乗ってぬくぬくしているほうがいい神社は多いだろう。次に、靖国神社などの護国神社である。天皇制をありがたくない人は、靖国などの神社を宗教法人としてからめとることで手足をしばるのが便利なんでしょう。靖国に玉串を捧げるたびに、「公人か私人か」を尋ねる。年中の風景である。あほか。その伊勢神宮に、おそらくはほぼ全員がクリスチャンであろう首脳が、正式参拝をされる。神道の宗教性がゆらぎ、日本の精神文化であるという主張を世界に発信するよい機会となるでしょう。安倍首相は、このために伊勢をサミット会場に選んだのだと思うのである。次は小中学校の修学旅行で、伊勢参拝が広く復活することを願ってやまない。神道は宗教でない。日本人の心の基本だ。クリスチャンでもイスラムでも参拝にいらっしゃい。