私は常日頃、国の根幹をなすのは教育であると考えています。明治維新後日本が列強の一翼を為すに至ったは、庶民に至るまで読み書きそろばんができていた日本の教育制度の賜物であることに異論はないでしょう。お隣の韓国が、「嘘で塗り固めた歴史教育」を建国以来行ってきたために、今日本との間で苦境に立っています。今更、「慰安婦」も「徴用工」も国家をあげてでっち上げた嘘だったとは言えますまい。自業自得ですが。日本も笑えません。「どこの国の歴史教科書か」と言いたくなるような教科書が跋扈しているのです。「日本史」でなくて「国史」だろうと思うのですが、「日本史」とすら書かれていないものまである。日本の英雄を記述せず、朝鮮の怪しげな人物を詳述している。「国史」はそれを学ぶことによって祖国を誇りに思えるようにしなければならないのではないですか。世界の常識です。日本の事を嫌いになる教科書ばかりの現状に異を唱えて、文部省検定に敢然と挑んだのが本書です。著者の竹田恒泰さんは明治天皇の玄孫です。 中学歴史 -平成30年度文部科学省検定不合格教科書- 令和書籍日本の成り立ちを古事記の神話に求めます。皆さん思い出してください。いきなり縄文時代からじゃ歴史に興味なんて持てないよね。残念ながら、神話や天皇に関する記述が多いなど、いろいろ難癖をつけられて、検定不合格となります。それをそのまま出版したのが本書です。巻末には検定不合格理由となる記述部分を一覧にしてあります。自費出版ですので、紀伊国屋書店とアマゾンでしか購入できません。これで得た資金を次回の教科書検定に向け改定されるそうです。日本人であることを誇りに思える教科書。これこそが日本の教育現場に必要なんではないでしょうか。すでに大東亜戦争終結後74年。教育現場における日本の歴史教育は崖っぷちです。