じっとしてられない私には珍しく、今日はラグビースクールの練習も行かず、おとなしくしております。先週は会議などが集中し、疲れ切ってしまいました。世間では、開業医は診療時間外は遊んでいると思われているようですので、ちょうどよい機会。先週一週間を羅列してみます。月曜日 午前診後、市役所で公務災害認定委員会に出席。これは市役所の職員が公務中にケガした場合、公務の災害と認定するか否かを審査するものです。医師会から二人、弁護士二人、労働委員一人の5人で構成され、市役所から4人出席。ついついこれも税金で賄われるんだよな。と市民感覚。やはり役所は緩いと感じます。火曜日、水曜日は、これも午前診後谷町4丁目まででかけ、柔道整復師(いわゆる接骨院)の国保に対する請求におかしいところや、不正がないかを審査する審査会に出席。職業上知りえた秘密の暴露は許されませんのであえて書きませんが、私はこの二日間が人生最大の苦痛です。結局彼らは法律と尻尾を振る政治家、やる気のない国保の職員に厳重に守られているので、私の力では不正を追及することはできません。荒唐無稽な請求の数々を、黙々と追認するだけの作業です。国民が怒らなければ税金の壮大な無駄遣いはなくなりません。3か月も治らない捻挫や、同時に3か所も捻挫することがわが身や身の回りにあるか考えてみてください。またなぜ大阪の人が全国平均の5倍近く捻挫をするんでしょうか?大阪人ってよほどの間抜けの集まりなんでしょうかね。火曜日は夜9時から、整形外科医会の理事会。春から学校健診が変わるのに、何も準備できていない教育委員会を助けるべく、話し合いです。そういえばその前の週の金曜日も夜11時まで学校医会の理事会でこの問題を議論したのでした。この日も帰宅は11時を過ぎました。木曜日は休診日ですが、朝から雑用です。書類書きで追われます。よく「今診断書を書いてくれ」と持ってくる人がいますが、ほんま腹立ちます。「ああ、こいつも医者は暇やと思ってんねんな」とうんざりです。診断書は裁判沙汰にもなるので、慎重に書かざるをえません。金が絡みますしね。何のための休診かと嘆息し、夕方スポーツクラブに行っていい汗をかきました。金曜日は、また午前診後、身体障碍者の程度区分認定審査会です。今は障碍者の方々もいろんなサービスを受けるに無料ではなくて、持ち点制で有料です。その程度区分を判定するのです。これが毎回20例ずつ。これは以前にも書きましたが、胸がふさがる思いのする時間です。正確には事前に送付される資料の束を事前に読み込む作業がありますので、非常に重苦しい時間を過ごすことになります。この日は会議に間に合わないので診察受付を途中で打ち切りました。誠に申し訳ないと思うと同時に果たして私は正しいのかと思います。夜やってくれというのは、役所は認めてくれないようですし。「できません」というと、「医師会が拒否」と新聞に報道されるでしょうね。役人はその点、ぬかりありません。医師会は広報活動が弱すぎると思います。いつも悪者・・・当然、会議終了後午後診がすぐ始まりますので、診察室の机の引き出しのクッキーなんかを飲みこむようにしてカロリー補充。年中アイスコーヒーなのも理解していただけますか?土曜日は、診察終了後大慌てで、梅田へ。3時から大阪臨床整形外科医会(http://www.ocoa.gr.jp/)の広報委員会。これは約400名の大阪の開業している整形外科専門医の集まりです。年14回勉強会を開催しており、大阪マラソンの救護班もボランティアで行っております。「骨と関節の日」のイベントなども手掛けています。委員会は年4回、理事会(私も末席に)も年4回。すべて土曜日の午後です。会議に出席するたびに新たな役割が増えるような気がします。続いて4時からは同会の学術講演会(勉強会)。約250名参加。これが8時前まで。疲れました・・・ここからはプライベート。ルクアの1100にある蔦屋書店により本漁り。子供たちにちょっとしたお土産を買って、塾帰りの息子と天王寺で合流。22時30分帰宅。一杯やって、入浴し、少しハードな一週間を終えたのでした。自慢するわけでなく、結構世のために働いている医師が多いのですよと知ってもらいたくて、書かせていただきました。ちなみに役所の委員会は報酬は出ますが、以前製薬会社の接待が3000円で、「馬鹿にするな」と書いたように、この報酬も確定申告する手間をうっとうしく感じるレベルだと言い添えておきます。まぁ世の中金がすべてではありませんからね。それに官僚や教授をやってる同級生は殺人的なスケジュールをこなしていますしね。負けられません。では晩御飯まで少し運動してまいります。最後は体力を信じる体育会系です(笑)。