滑稽な国会論戦(論瀬と言えませんが)を経て、テロ対策特別措置法が可決されました。私はこれで1㎜ほど枕を高くして眠れます。例によって野党は「治安維持法の再来」などとレッテル貼りに躍起になってました。飲み屋で安倍さんの悪口を言ったら警察にしょっ引かれる?冗談でしょう。本気でそんなことを信じているのなら、よほどの〇〇か、ほんとにテロリストですね。まぁ極左過激派とつながりのある幹部をもつ民進党のことですから、真剣になるのもわかります。昨年でしたか、もそうでした。いわゆる安保法制ができ朝日・毎日新聞、民進党・共産党、そして左翼マスコミにおだてられ舞い上がってしまったシールズが言っていたように、日本は軍事大国になり、戦争へまっしぐらに進んでいるでしょうか?否ですね(笑)。当然です。日本の安全を高める法整備を行ったわけですから。当時、いわゆる巨大マスコミ(TVと新聞しか情報を得ていないかわいそうな人たちがすがっている)がまったく故意としか思えない、報道をしました。日本が強固な自衛力を得ることが不快な特殊な国家の息がかかっているのでしょう。どうも安保法制がよくわからないという方にお勧めの1冊です。今年9冊目ですね。 戦争が大嫌いな人のための正しく学ぶ安保法制 小川和久著 アスペクト刊以前から著名な軍事アナリストです。データに基づいた冷静な物言い、そして何よりその渋い声で安心感が得られます。学生のころラジオから聞こえる彼の解説が楽しみでした。その小川さんが、いかにマスコミによりこの法が曲解されて報道されていたかを整然と説明しています。いわく、集団安全保障と集団的自衛権は異なる。マスコミはわざと混同させて報道する。この法により、自衛隊員はかえって安全になる。法整備しなければ、自衛隊は海外の邦人を救出できない。政府は徴兵制を否定するが、憲法上は可能である。徴兵制には職業軍人の暴走を止める一面がある。やはり憲法9条が日本の安全を高める上で、矛盾を引き起こすネックとなる。さらに言えば9条は憲法前文と矛盾しており、9条そのものが憲法違反だといえる。いつになれば、日本人は論理的に自分の安全を考えることができるようになるのでしょうか。中国は日本の多くの都市に核ミサイルの照準を合わせています。そして韓国はいよいよ北と連合国を目指しています。