毎日晩酌を欠かさない私ですが、年齢のせいでしょうか、日本酒を選ぶことが多くなってきました。
若いころの日本酒といえば、甘い、べたべたする、翌日頭が痛い、などの印象ばかりでした。
最近は、いわゆる大手ではない、地方の蔵ががんばって、すごくおいしくなってきているように思います。
クールジャパンの先頭を走っていますね。
そこで、獺祭です。「だっさい」と読みます。山口県の酒です。今、世界で一番有名な銘柄でしょう。
先ごろオバマ米大統領が来日した際にも、お土産に獺祭の最高のものが渡されました。
私が初めていただいたころは、リピートしてねとよくダイレクトメールが届きましたが、今や注文して2か月待ちです!
日本でも、若い人たちが日本酒を飲むのはクールみたいでして、先日も電車の中で若い女性が「獺祭おいしいよね。」と話してるのにでくわしました。
しかし今をときめく獺祭も、さえない地方の蔵のひとつだったわけです。
それをここまでにした、桜井博志さんの孤独な戦いを勝谷誠彦さんが本にしました。
書名はズバリ「獺祭」です。
読めばいかに国や農協が後ろ向きで、志ある人の邪魔しているかがわかります。
安倍さんは、農協解体にも手をつけましたね。TPPとのからみもあるにせよ、すごい勇気と気概だと思います。
普通ならこんな政治家はつぶされます。日本の農業をだめにしているのは農協であると、私は常々考えていますので、これも私が安倍さんを支持する理由のひとつです。
この本、表紙に宣伝の帯には、同郷である安倍総理自ら推薦文を書いておられます。しかも著者より大きな字で安倍晋三(笑)。
一度手に取って読んでみてください。
少し上等な肴で、きゅっと一杯やりたくなります。