今日も朝から一日、コロナワクチンの集団接種に出務しました。

こここ数日堺市では、集団接種の会場でいろいろと事故問題が発生しています。

それに対する堺市の対応は失望するものでした。

ただただ、「出務者がミスのなきよう細心の注意を払うように」これだけです。

私は、「一日の接種者が増えているのだから、ミスは起きやすくなる。人員を増やすべし」と言ってきました。それがこれです。

「各人の知恵と勇気で難局を打開せよ」とした大東亜戦争と変わりません。

生理食塩水のみの注射器を作ったということで、薬剤師にはそれを監視する担当が張り付きます(北朝鮮か中国か)。もし注射する僕の後ろで監視されたらぼくは即刻現場を去ります。

どこまで馬鹿なんでしょう。役人が馬鹿なのか。

市役所の愚かさとは別に。

今回の一連の事故の問題点が浮かび上がってきました。

潜在〇〇の存在。

平日も連日行う集団接種は、到底毎日自院で診療を行う開業医に出務は無理です。看護師も同様でしょう。ですから集団接種会場はいろいろな人の寄せ集めです。これだけでも戦うには不利です。看護師だと医師会派遣、看護協会派遣、人材派遣会社経由の方たち。

信じられないことに、当日の本人確認がありません。ですから登録している看護師の申し込みで成りすまして素人が出務することも可能です。

まず、接種済みの注射器で再度注射した件。

私たちからすると有り得ないミステリーでした。よくよく聞いてみると、どうも超高齢の医師の存在が。手の震える彼は注射後針にキャップをする癖があったのだそうです。それを机に戻せば間違ってそれを再度使う可能性が出てきます。注射したらそのまま廃棄するのが常識。

また生理食塩水の注射器を作った薬剤師も、長らく現場を離れていてその日が復帰初日だったとか。きまりであるダブルチェックも無視し、(多分仕事が遅いので、必死だったのでしょう)やらかしたらしい。許せないのは最初否認したこと。どこかの相撲取りか。

また接種後体調不良に陥った方に医師の指示した用語が理解できず、現場を凍り付かせたのも現場を長く離れていた看護師でした。

メディアは潜在〇〇の活用をと誉めそやしますが、心胆寒からしむおそまつ。

医療をなめてるとしか言いようがない。いくら人が足りないのか知らないが、人の命がかかっているということがどれほど重いことかわからないのかな。

集団接種なら遠くても、自衛隊の国際会議場がいいかもしれませんね。

それか小人数しか打てないけれど、診療所の個別接種で順番を待つか。

医師会がこの事業にどこまで絡んでいるかは知りませんが、バイト感覚でやってきて、人命を軽んじているこれらの人々を何とか駆逐してほしいものです。