国が医療費の抑制に邁進していることを知らない人はいないだろう。
ひと月何千万円という治療を許している一方、1枚数十円のシップ薬に目くじらをたてている。
4月からシップ薬の処方枚数が厳格になる。
種類によっては、1日1枚しか使えないものもでてくるはずである。
何カ所痛かろうと、身体がどれだけ大きかろうと同じだそうである。
小錦でも1日1枚!
いずれシップは保険で使えなくなるに違いない。
ビタミン剤を処方できなくなって久しい。
この度のシップ、
次は、漢方薬やいわゆる痛み止めが狙い撃ちであろう。
リハビリは金食い虫だから、廃止されないまでも、簡単に保険治療できなくなるのも時間の問題と危惧している。
医師会内で力の弱い診療科ばかりが痛みを請け負うことになる。
自分で食事できるのに、しんどいからと点滴をする治療や、たかがねん挫で3か月も入院させ、挙句の果てに車いす生活にする医療が許されている。
寝たきり患者を作らないように、必死で頑張っている整形外科医としては、やってられないなぁ。と感じるのである。
国民の皆様におかれましては、不満や文句は目の前の医師に言うのでなく、国や議員に向けてください。
こんな議員、行政を許しているのは国民なんだから。
ちなみに日本医師会は、このような決定をする場から追放されて久しい。