私はスキーを今も楽しむ者ですが、はっきり言ってボーダーが大嫌いです。蛇蝎のごとく嫌っていると断言いたします。まあマナーが悪いこともそうですが、危険であることが一番です。スノーボードはまずスキーに比べ、死亡率が高い。頭部打撲の末頭蓋内出血が死因です。また転倒の際の骨折も悲惨なタイプが多い。これはスキーが基本的に滑りつつ転倒するのに対し、ボードは板を支点に振り子のように転倒することに由来します。まぁおのれが勝手にけがするのはいいのですが、明らかにボーダーによるもらい事故が多いですね。 昨日も悲惨な事故がありました。 http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%ad%bb%e5%9b%a0%e3%81%af%e8%83%b8%e5%bc%b7%e6%89%93%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e5%bf%83%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%83%8a%e3%83%bc%e3%83%87-%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e5%a0%b4%e3%81%a7%e5%a5%b3%e5%85%90%e6%ad%bb%e4%ba%a1/ar-BBp3k5W学校から来ていた小学生がボーダーにぶつかられ、大動脈破裂で死亡したのです。実は私の妹も、コース外から飛び出してきたボーダーにぶつかられ膝を粉砕骨折し手術する憂き目にあいました。障害を残すようなけがだったので、本人、スキー場に対し裁判を起こしました。残念ながらスキー場の落ち度は認められませんでした。加害者から賠償はとったけどね。日本はあくまで資本家に有利になっていると歯噛みしました。この裁判は、全国のスキー場に警鐘を鳴らすものであったはずなのに、結局は利益優先主義のもとまったく安全対策がなされていなかったことを示します。夜行バスの運用と同じですね。私は、ボードとスキーは、いわばラグビーとサッカーを同じグランドで同時に行うようなものと考えています。スキーはどのような滑りをしようとも、顔や上半身は真下(前方)を向いています。また小回りが利きます。危機回避もまだ容易です。対してボードは横向きに滑りますから、顔が山側を見ているときは、自分の行く手下方が見えません。しかもボードに回転競技がないように小回りが利きません。後方の側方からぶっ飛んでこられたらおしまいです。わき見運転の車にぶつかられるようなものです。本来スキーとボードは別々のゲレンデで滑るべきなのです。外国も混合ですって?ゲレンデの人口密度が違います。私は子供たちが小さいころは、スキーヤーオンリーのスキー場ばかり選びました。今でもボーダー比率の高いスキー場(東海北陸道沿線や、蓼科方面、大糸沿線なら栂池など)は決して行きません。そうして身を守るのも大切と考えます。今回の事故は、加害者も頸を折って四肢麻痺とのこと。2重の悲劇ですね。でも子供さんを失った親御さんの気持ちを考えると、営利主義の日本の行政、民間に対し強い憤りを覚えるものです。