昨日、東北地方を大震災の余震が襲いました。幸い被害は小さいようでほっとしています。地震後のNHKの厳しい口調の報道が批判されているようですが、私はあれでよかったと思います。さらに言えば「近所に呼び掛けて」とか「高齢者を伴って」とか余分です。 「わが身ひとつ」で逃げる。これが鉄則です。見捨てることも必要と思います。今朝の映像を見ていますと、5年前の教訓を生かせていない人々がいることがわかります。冷たいけれど、こういう人々に善良な人々が巻き添えを食うことがないようにしなければ。さて、私が最近感じている違和感を書かせてもらいます。今年は熊本、鳥取と大きな地震が続きました。長女も熊本へボランティアに向かいました。今もしばしば報道されますね。私もいいことと思います。でもさらに言いたい。「東北を忘れていませんか」先日も、故郷を追われた被災児童が、犯罪と言えるような「イジメ」にあったことが報道されました。皆さんはある意味自分も加害者であることを自覚してますか?大震災後、東北特に福島の農産物を忌避してませんか。何回か書きましたが、大震災後、私は福島を3回訪ねました。まずはその年の夏家族で福島旅行を敢行した。亀裂の入ったアスファルトやブルーシートに心が痛みました。温泉と名産に今まで来たことがなかったのを後悔しました。次はその秋高校の同級生と。勝谷誠彦君の呼びかけでした。黄金に輝く稲面と磐梯山に感激しました。酒蔵巡りで東北の酒に開眼したのです。それ以後我が家の日本酒は、岩手、宮城、福島の地酒です。まだすべての銘柄を制覇していません。その翌年、診療所の関係者で再度福島を訪ねました。南相馬周辺の商業活動が壊滅しているのではないかという(見た目かもしれないけれど)悲惨な姿、またいまだ堤防が破壊されたままで海沿いの道路も途中で海中に没する様を目の当たりにし、遠い大阪から微力でも支援し続けることを決意したのでした。その後家族旅行でこれも青森へも旅行しました。今、東北の報道はほとんどなされなくなりました。東北は蘇りましたか?否です。例によって日本人の最大の弱点でしょうか、総合的な計画がなされていないのではと思わせるような、復興予算が湯水のように使われて、その割に被災者の日常はいまだに回復していません。私たちは、無関係と思わずに、私たちの血税が使われているのですから、厳しく復興を監視する義務と権利があると考えます。お上に任せすぎではないですか。また、個人でできる東北復興を手助けしませんか。現地の人々は、忘れられることが一番悲しくこわいのです。幸いネット通販があります。東北の名産、農産物を買いましょうよ。福島のコメは今日本で一番安全で、確実だと私は思っています。全量検査済みですから。果物も美味しいですよ。日本酒は、私にご相談ください(笑)。直接寄付もできます。私と私のゴルフ仲間はコンペを開催して、福島・宮城・岩手の震災孤児・被災児童の教育援助に年2回寄付を続けてます。何十年かのちにその中の一人でも日本のために命をささげる子がでてくれば、こんなにうれしいことはないのではないですか。目的を明示して寄付できるようになっているので、役立っていると感じられます。定期的に報告を送ってくれます。情けは人の為ならず。ぜひ東北へ思いを寄せてください。