先週末、日ごろお世話になっているO先生の診療所の忘年会に参加してきました。
関係者のほぼ全員が参加するという、大変にぎやかで、楽しい会です。
その最後にプレゼント交換があります。
私は東日本大震災以後、東北のお酒を持参します。
今年は、宮城県石巻市の「日高見」を選びました。宮嶋茂樹さんの「復活」をつけて。
大震災の夏、かの地の医療ボランティアの選にもれた私は、家族で福島を旅行しました。
こんな時こそ、散財すべきと考えたからです。ひたすら食べて、買いました。亀裂の入った道路や、ブルーシートのかかった家屋。立ち入り禁止の多さにも閉口しました。
また秋には高校の同級生で、「おっさんの飲み会」を挙行しました。この時の、福島の青空と黄金の稲穂に、日本の原点を見たのでした。
さらに翌年には職員有志と車で南相馬のあたりまででかけました。海沿いの道が、途中で水没し、堤防も崩壊して、海が見えている状態に恐怖を感じました。
しかし、ここでも福島の食べ物はことごとく美味しかったのでした。
社会的に力を持たない私たちができるのは、東北に金を送り、回すことくらいじゃないですか。
幸いネットはこんな時、非常に役立ちます。
数百円の送料で、ハッピーになれるんです。心もお腹も。
「原発反対」もいいけれど、それだけで復興はできません。
いかがでしょうか。
 週末、真山仁さんの「そして、星の輝く夜がくる」(講談社)を読み切りました。
震災後の東北が舞台です。被災者でない私たちはどう生きるべきか考えてしまいます。
一度、手に取ってみてください。
無関心は、やめようよ。