明日から総選挙の始まりです。
アベノミクスの是非も焦点のひとつでしょう。
マスコミ報道では、GDPがさがったとか、消費が落ち込んでいるとか報道が目につきます。
では景気が悪いのでしょうか?
私にもわかりません。でも新卒大学生の就職難のニュースをあまり見ないので、企業の採用意欲は大きいのではと考えます。
また当院では今、看護師さん、受付事務の方、リハビリテーションの助手の方の職種で募集をしていますが、問い合わせの電話一本鳴りません。
野田政権の時は、求人誌に1回掲載すれば募集一人に40名くらいの応募がありました。
今は3週連続で掲載しても5名程度の問い合わせです。ようやく面接の予約をとっても、連絡もなくキャンセルが相次ぎます。
ハローワークにもお願いしてありますが、なしのつぶてです。
医療業界は国によって診療の価格が決まっていますから、当方で値段をあげるわけにはいきません。
さらにこのところ、診療報酬は実質マイナス改定が続いていますので、医療機関の経営は苦しく、今のように求人難になると給与単価を上げられないため、ますます見向きもされません。
おそらく介護保険現場もそうだろうと思います。
医療、介護は人手が必要で、機械化できる部分は少ないのです。給与を上げたくてもあげられない、そうなると人は辞めていく。場合によっては規則で決められた人の配置が行えず、業務を縮小するところも出てくるものと思います。
せめて他業種並に給与をだせる改定をお願いしたいところですが、財務省はこのたびの消費税アップ延期にかこつけて、医療、福祉分野の予算を減らすようです。
先は暗いと言わざるを得ません。
でも世間の景気がよくなっているなら、それもいいのかも。