今朝、ようやく本年6冊目の本を読み終えました。
新潮選書 「賢者の選択」 手嶋龍一・佐藤優 著  です。
手嶋さんはもとNHK記者で、米国特派員としてよくTVに出てられました。
今は退社され、ジャーナリストとしてご活躍中です。ミヤネ屋で少し眠そうなお顔で穏やかなコメントをしている姿を観た方も多かろうと思います。
文筆家としてもご活躍中ですね。「ウルトラダラー」は国際インテリジェンス小説としては1級と思います。
また佐藤優さんは、外務省のラスプーチンとして有名です。あの鈴木宗男事件で、外務省の謀略(と私は信じる)により、国家公務員を追われました。
いわずもがなのインテリジェンスのプロです。
kの二人が毎年末に国内・国際情勢を読んで対談をして単行本を上梓します。
今回もウクライナ情勢・イスラム国・米中による世界バランスをはじめ、安倍外交の危うさ、結局米国は日本に対してどうしたいのかなどを語りつくしているように見せます。
そしてそれらが、結局は深部でつながっていることを知ることになります。
肝心な部分はまだ隠しているのでしょうけど、それでも驚きとため息の連続です。
キー局の作るニュースや、新聞が何も描けていないことを知り、暗澹たる気持ちになること請け合いです。
毎日を穏やかに暮らしているように見えることが、まやかしであることを感じてみてもいいのではないでしょうか。