今朝の新聞には、「厚生省が全国の病院のベッド数を20万床ほど削減に乗り出す」という記事が掲載されています。http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS15H75_V10C15A6EE8000/約1割強の削減になります。また逆に現在年間120万人の方が死亡されますが、20年後にはこれが年160万人に増加します。すなわち、以前にも申し上げたように病院で死ねない時代が来るということです。多くの人は自宅で最期を迎えたいと考えていると思います。在宅医療を行う医師もそうありたいと考えて治療にあたっています。これがなかなか困難なのです。眠るように亡くなる方はそうおおくありません。何らかの病気で亡くなるわけです。その方々の最期をどう看取るか、医療関係者のみならず家族も覚悟が必要になります。核家族も行き着くところまでいき、単身生活者が多くなっています。その方たちをどうしましょう。介護スタッフで見守るしかないと思います。在宅を行う医師は増加するでしょうけど、年中無休で24時間OKとはまいりません。グループで看取ることになると考えます。夜間のみ診療を外注することになるのではと予想します。また在宅だからといって医療水準を下げていいわけはありません。また見守る家族の方もご本人も、各々死生観を確立していただいたうえで在宅医療の限界を理解し、苦しむことなく安らかな死を迎える準備が必要になります。厚労省はただただ費用の面から無理矢理在宅死へ誘導しようとしていますが、これを機に人はどう生まれ、生き、死んでいくのか、そろそろ真剣に考えてもいいのではないでしょうか。また超高齢者に対する医療に関し、どこまで金をかけるべきかも考えるよい機会と考えます。また医学生諸君も、医療が税金で賄われている以上、自分の思い描く理想と現実は異なるのだと今から理解する必要があるでしょう。医学と医療はちがうのです。久しぶりに今朝の体重 81.3㎏。 やはり停滞しております。モヤシ、豆腐中心の減量メニューは続けていますが、週末に食べるのと、何より運動不足のせいでしょうね。基礎代謝が落ちているのだと思います。ライ〇ップとちがって、クレームつけるところがありません。くたびれてきました。