緊急事態宣言が延長されそうである。

「やっぱり」という声が四方八方から聞こえてきそうである。

まず「短いやん」って皆思ってましたよね。IOCのバッハ会長の来日に合わせていると言われていました。

それ以上に「意味あるん?」って誰もが思っていたはず。

やや減少傾向かとは思われるものの、これもピークアウトを過ぎてからの宣言と指摘されていたから、当然のこと。

人の流れは止まっていると思いますよ。道路も空いている。繁華街に人はいない。外食は皆さん基本してないでしょ。私もです。

ほんと国民はよく我慢していると思います。

それでも減らない。

こうなると「緊急事態宣言自体意味がない」と考えるのが普通の頭じゃないでしょうか?

私は宣言に懐疑的で意味がないと述べてまいりましたが、なぜ為政者からその発想が出てこないのでしょうか?

誰かに遠慮しているのではないでしょうか。

私は昨年から、どうせ収束できないのだから、感染するにまかせて、集団免疫の獲得を目指せと言ってきました。これは高齢者が多く亡くなることになり、世論が許さないでしょう。

しかし国力を落とす自粛作戦は採るべきでないと考える。

インフルと同じように変異株は毎年のように出てくるだろうから、国産ワクチンが安定供給される来年の冬までどう持ちこたえるか?

ここは政策を大転換してワクチンは生産年齢に集中する。そして重症化しやすい高齢者自体を外に出さない。買い物は宅配、すべての社会サービスは代行。代行はこのコロナ禍で職を亡くした人に行ってもらう。

私のようなクリニックも高齢者の来院なしでは経営がなりたたないけど、日本経済を回して感染を拡大させないためにはこれしかないでしょう。

嫌われることを承知で再度いう。

日本国が生き延びるためには、若者が生き延びる(命も財産も国力も)政策に転換しろ。

そして重症者のトリアージ(選別)を。