コロナ禍以前は、毎週のように土曜日は研究会などの会合で、自宅で晩ごはんを食べることは殆どありませんでした。

それが、ほぼすべてなくなり、自宅でWEB勉強会。僕もうんざりなら、嫁さんもうんざりだったでしょう。

先週末3年ぶりに大阪公立大学整形外科同門会総会が開催されました。

私は同門開業医会の会長を拝命しており、同時に同門会の副会長でもあります。昨今の世情から一般社団法人化した同門会の発起人理事でもあります。

桜の宮の帝国ホテルまで赴きました。

と言いますのも、同門会は500名を超す会員数で、総会への出席者が200名くらいになるのです。これらを収容できるのは、ホテルか体育館くらいしかありません。

ほぼ全員がダークスーツに身を包み、なかなか異様はありました。

総会後全員で記念撮影。これまた私は最前列。いつの間にか、そのような年ということでもあります。

そのあと、将来を嘱望される先生の講演、さらには特別講演として四代目桂春団治師匠の大阪落語に関する講演および、「愛宕山」の一席。私には「春之助」さんとしてなじみが深い。あの包み込むような話芸を、日常の診療にも使えないかなと思いました。

副会長として閉会の挨拶などをしたりして、実態と離れて祭り上げられる自分に違和感を感じたり。自分ではまだまだと思っていますから。

そのあとは、若手の開業医の先生を連れだって、キタで食事。親子ほども年の差がある彼と意見交換。「あと何年できるかな」とか考えている私にはメチャクチャ刺激的で、眼から鱗がおちる話の連続でした。

「頼まれた仕事は断らない」を貫いてきますと、得することは何もないけど、けっこう面白い人生を過ごせるのではないかと、感じています。

まず損得を考える人生って、案外つまらないのではないでしょうか。