忙しいけれど、読書はやめられません。本年6冊目は、またかと言われそうですが、百田 尚樹著 フォルトナの瞳 新潮社 1600円です常々彼の公言するところですが、「同じジャンルの作品は書かない」とのことで、今回はSFファンタジーというべき分野かもしれません。「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」なんかの感動巨編を期待すると、肩透かしを喰らうかも。テーマとしては、「愛」と「死」と「自己犠牲」になるのでしょう。私はファンタジーはあまり得手にはしていないので、すーっと読みました。自分ならこの作品の主人公のようにはふるまえないなぁと思いつつ。氏の乾坤一擲の著作とも思えませんので、ファンタジーのお好きな方は読まれたらいいと思います。常々愛国者としての発言を、馬鹿(偏向)マスコミによって右翼とたたかれている氏とはまたちがう魅力を感じると思います。クラシックの評論も最近上梓されてます。幅広く盛んな執筆活動に敬服です。まだ1冊読みたい新刊本があるのですがね。何かって?新聞の図書欄ですでに売り上げ、ベスト1になってます。今よむべきでしょう。思想的に相容れない、書店員によってベストセラーになっているにもかかわらず、平積みにされてないという噂にもなっています。戦え百田尚樹!