以前、笑福亭鶴瓶の箸も持ち方が落語家であるにもかかわらずなっていないとして、回転ずしチェーンがなぜ彼を起用するのかとブログに書きました
今気になるのは、食品のテレビコマーシャルにおいて、起用されるタレントに「左利き」が多いように感じることである。左利きは日本では1割程度だと聞いているので、それにしては多すぎないかと感じる。
芸能のような特別な才能を持つ人は、左利きに多いのかな?脳みその右左の使い方が違うそうだし。
字もそうだけど、食事の配膳は右利き用にできている。
僕は典型的な右利きで、左手は役立たずである。
僕自身は、左利きを無理に変える必要はないと思っていて、人と違うということは得な面があると思っている。
次女が左利きで、食事作法だけは右に直した。ただ、スポーツでは少数派が有利なので、彼女はそれ以外左が主である。ボウリングは両方で投げられるらしい。文字はやはり右利きに便利にできているので、妙なもち方で書字している。まぁ、悪筆の代表みたいな私が意見すべきではない。
彼女は医師になったが、外科には進まないようなので関係ないが、両手でメスをふるえる先輩が羨ましかった。整形外科は右左がありますからね。ただし、ハサミなんかも左利き用を用意する必要がある。パリにいたとき、文具に左利き用が用意されていて、感動したっけ。
明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さんも左利きで、やんごとなき家系であるから、当然ご両親はすべてを矯正しようとされたらしいが、精神を病みそうなくらいに苦しまれたそうで、左利きそのままらしい。両利きに使える左利きと、真正の左利きが世の中には存在するようである。
僕には左利きの飲み友達が何人かいて、カウンターで食事するときは、彼らは必ず一番左の席に陣取る。肘同士がけんかしないための処世なんだな。
再度いう。左利きを無理に改める必要はないと思う。ただ、食事だけは他の人との関係性がある。微妙な違和感が何となく漂うのである。
最初に戻る。わざわざ左利きタレントを起用して、「違和感マシマシ」の食事風景を流すのは何故なのか?この食品会社では私のような意見が企画の段階で出なかったのか?もしかしてLGBTQ関連で、無理に少数派に光を当てるなんてことは考えてないよね?
微妙な気分でこのCMを見ている人は世間にけっこういると思うのだが。
僕は滅びゆく昭和なのか?