皆さん、誰でも一度は宇宙の果てってどうなってんねやろ?と考えたことがあると思います。私は小学校のころから、「死んだらどうなるんやろ」ということと「宇宙の果て」についてを、解答を得られないのはわかっていながら、ずーーっと心にひっかけてきました。今では宇宙はビッグバンに始まったということになっているのは、小学生でも知っています。そして宇宙がどんどん膨張していることも。おうなるとまた私には更なる疑問が。「ビッグバンの前の宇宙はどんなん?」「膨張する宇宙の外側は何?」中学校時代の講談社ブルーバックスの「ブラックホール」に始まり、いろんな本を読んできましたが、納得する答えは得られませんでした。そして近年、宇宙のしくみを知るには「量子学」が必要であると知りました。ヒエェーーー!実は私は物理がからっきしなんです。話は脱線しますが、私は共通一次試験初年度にあたる学年でして、私は共通一次試験がなければ医師になっていないと思うのです。というのもそれまでは医学部の入試は、なぜか物理がほぼ必須だったのです。共通一次を境に生物でも医学部に行けるようになったのです。高校の物理や大学の物理も、先生の種本を突き止め、その問題を丸暗記して単位を拾っていました。こんな私ですから、量子学なんて。でも宇宙の始まりと果てを知るためには、理解する他ない。昨年、梶田隆章先生がニュートリノの業績でノーベル物理学賞を獲得されました。あのあたりを勉強しないとだめなんです。散々ネットで調べた挙句、購入したのがこれです。記念すべき?本年1冊目です。図解 量子論がみるみるわかる本 PHP研究所 476円236ページにわたる本がわかりやすい挿絵も入って476円!子供でも理解できるようにという愛情あふれる本です(涙)。電子は波、とか、いわゆるシュレディンガーの猫「箱の中の猫は生きているともいえるし、死んでいるともいえる」なんてわけのわからん話が満載。悪戦苦闘して読み切りました。そして本編、最後に何て書いてあったか。「わかったような、わからないような・・・」皆さんのため息が聞こえてきそうです。でもそれでよいのです。ですって。量子論の先駆者ボーアの言葉「量子論によってショックを受けない人は、量子論をわかっていない人だ」まだまだ私の2016年宇宙の旅は続きます。号泣。チーン。