子供たちは夏休みに入りました。私の夏休みは、のんびりして特に行事があるわけでもなく、学校の宿題を最初の数日で済ませると、朝からTVで漫画を見て、夏の甲子園を全試合観てました。子供向けのプログラムって学校のプールくらいだったように思います。当然塾も通ってなかったし。今の子供たちは恵まれているとつくづく感じます。昨日は、マイドームおおさかで、関西こども将棋大会が開催され、愚息が出場しました。いろいろなクラスがありますが、総勢700名の参加です。興味のない方はどうでもいいでしょうけど、審判長、審判として井上慶太9段はじめ、山崎隆之8段等々そうそうたる顔ぶれです。さらに!糸谷哲郎竜王、里見香奈女流名人がゲスト参加という、将棋小僧だけでなく、将棋好きの保護者にとって、AKBやEXILEが来演するようなものです。私は残念ながら囲碁将棋ともに不調法です。動かし方を知っているくらい。ねぜ息子が将棋をしたいと思ったのか、今でも不明です。ただ、私は囲碁将棋の雰囲気が大好きです。対局時の研ぎ澄まされた空気、終了時のどちらが勝者かにわかには不明の謙虚なたたずまい。また後日新聞雑誌に掲載される観戦記は、これだけで文学の一ジャンルと感じさせる棋士の人間性を鮮やかに際立たせます。参加する子供たちも、たぶん指導される方が素晴らしいのでしょう、対局中は巨大なホール全体に、駒音しかしません。勝って奢らず、負けて嘆かず。場外では見知らぬ子同士で、将棋談義です。残念ながら、息子は今年は連敗し予選敗退。最近の勉強不足が如実に表れました。しかし、彼にとって最大の贈り物。心の底から願っていた、マドンナ・「出雲のイナズマ」里見香奈さんとの指導対局が、抽選によってかなったのです。23歳になられた女流名人、すっかり美しいレディになられ、すごく丁寧に指導された息子は感激しきりでした。