いきなり難しい表題です。「国民甲皆保険」字の通り。保険料を支払えば、国民は平等に(そうでもありませんが)医療を安く受けられる、ということですね。これが危機に瀕しているという話です。徐々に保険を使って医療を受けられなくなってきているという話。数年前、医療現場で特殊な場合を除き(役所言葉:通常では起こりえないということ)、ビタミン剤を処方することができなくなりました。その後「うがい薬」を処方できなくなりました。国民への告知は当然ありません。理由もありません。ですから医療現場で、患者さんから苦情を浴びたのです。何故って?「金」に決まっているじゃないですか。厚労省は、とにかく医療に使う金を減らしたいのです。保険組合から送られる連絡に、薬は後発品を使えとか書いてあるでしょ。次はシップです。昔と違い、今の湿布は効きます。さすがに飲み薬は試せないのですが、外用薬は私自身、いろいろ試します。歩き疲れた日に、片方にシップを貼って翌日の筋肉痛の差を確かめるとかね。このシップについて保険が効かなくなる可能性が高い。実は数年前からその動きはあったのです。これを医師会などの運動で食い止めてきたのですが、敵もさるもの。今回は難しいかも。というのも第1世代と言われる、サロンパスのような薬効成分に乏しい貼付剤がターゲットなのです。国民の犠牲も少ないですよね、次の良く効くシップに変更すればよいわけです。しかし・・・蟻の一穴。これをきっかけに次々とシップはなしくずしに保険適応からはずれるでしょう。その次?風邪薬ですね。新聞やマスコミでさかんに「風邪に抗生物質をはじめとする薬は不要。安静を。」なんて言ってます。偶然ですか。甘い!ほぼ厚生省の意向を汲んでいると考えましょう。彼らはお上からの情報を受け取り、垂れ流すことが、自らの生きる道であることを知りましょう。風邪で医者にかかれない日は間もなく来ます。なぜそんなことになるのか。国民が安全と健康はただと思っているからです。「国民皆保険」こんな国先進国でないですよ。産油国くらいでしょ。これは下層階級の不満を高めないためですね。日本はどうでしょう。世界で類を見ない医療制度に安住して、欧米の弱肉強食の論理が入ってこようとしている中で、うかれている。TPP妥結したら、大変ですよ。医師会が必死で戦っているのに、マスコミの情報に騙されて、自らの首を絞める言動を弄していませんか。再度言います。「蟻の一穴」。土壇場に追い込まれているのに気付かない、ギリシャ国民とあまり変わらないのじゃないのぉ?ではどうすれば?厚労省への抗議のメールが唯一の武器ですかね。おバカなTVを観てる間に、国は着々と布石を打ってます。声をあげようよ。あ、また日付が変わった。