先週末は我が市大整形外科の開業医会新年会でした。

同門会はどこの大学もありますが、開業医の会は珍しいです。47年の歴史を誇ります。

開業すると孤独だし、整形外科の学会は手術に内容が偏るので、お互いが疑問や悩みを話し合い、一緒に勉強しようということで始まりました。現在では200名近い会員がいます。

堺市にも整形外科の会はありますが、そこは「同じ釜の飯を食った」仲間。若いころからの思い出を共有しているわけです。大先輩の、教科書ではわからない貴重で豊富な経験を聴かせてもらえます。縦の関係が今も重要な医学の世界ですが、この会は長幼の序は大事にしつつもみな平等なのが素晴らしいところです。

例によって、勉強会です。今年は市大の教授が講演に来られましたので、参加者が多い。さすがです。最新の脊椎圧迫骨折の治療法や、診断法を学びました。

その後は宴会です。我々の会の特徴は家族も参加できることです。日頃家のことをほったらかしにしてますので、贖罪・感謝の意味もあります。85名の参加者を得た新年会。子供さんやお孫さんを連れた会員も。我が家も息子が参加しました。テーブルマナーや人付き合いの勉強です。ついでに私が日頃どんなことで忙しいのか肌で感じてもらえればとも思います。

医療事情が厳しく、開業医のなりてが減っている現在、参加してくれた子供たちが跡を継げば、令和はもとより、次の御代も地域医療は安泰だと感じたのでした。

おいしい料理とおいしいお酒をたっぷりといただいて、心から楽しいと思える時間を過ごしました。