徐々にではあるが、コロナワクチンの接種が進んでいるようである。

接種を希望されていた方にはご同慶の至りである。

ただ外来をしていると、「その程度の理解か」と暗澹たる気持ちになる。

ワクチンをうつと「コロナに感染しない」と思っている人が多いようだ。

都合よく考えたい気持ちはよくわかるが、間違いである。

「感染しにくくなる」だけである。

インフルエンザワクチンが毎年接種されているのはなぜか、少し考えればわかりそうなものである。小学生でも理解できることだろう。

下手すれば早く接種した人はこの冬に再度接種の必要があるんではないか。

国もいつまでも無料では行わないだろう。

コロナより毎年多くの人がなくなる「インフルエンザワクチン」も接種しなければならない。

どこまで自分の命と向き合えるかね。

死ぬのはコロナだけではない。同級生の某有名医師によれば、「自粛によって足腰が弱り寝たきりになる高齢者が5年で200万人さらに増える」と推計されるそうである。

死ぬよりつらいね。私も昨年からずっと外来で言っているが、小馬鹿にしたような眼でみられるのがおちである。

理解できない人に説明するのは正直疲れた。どうせ寝たきりになっても、自粛のせいだと皆思わないだろうし。

私自身は、今のワクチンなら接種しなくても、悲しくもなんともない。子供にはうたせたくない。従来の製法による国産ワクチンの誕生を待つ。

私がコロナで落命するなど、航空機事故より確率が低いと思う。

現に友人の医師にもあえて接種しない人が多くいる。

ある意味コロナを見切っているのである。

メディアは人出が減らないことを「気のゆるみ」と糾弾しているが、果たしてそうか?

私は国民が肌間隔で「コロナ恐るるに足らず」と感じているのだと思う。

保身に走りがちな一部の専門家!と国民を扇動して政権転覆を狙い、東京オリンピックを中止に追い込みたい反日メディア。

それに踊らされて、目をぎらつかせてネット申し込みや電話にかじりついている人たち。

私は醜いとしか感じない。