昨日は、バドミントンの全日本総合、ゴルフ日本シリーズ、福岡国際マラソンなど見ごたえのあるスポーツイベントが目白押しでした。そのなかで、国民の受信料、税金で賄われているわがNHKはラグビー関東大学対抗戦シリーズの「早明戦」(早稲田大学vs明治大学)を放送しました。私はこのプログラムにおおいに疑問を持つものです。新聞にも「伝統の」の文字が躍っていたけれど、伝統だけでNHKで放送する価値がありますか?以前ならこの対決が事実上の大学日本一を決める試合といってよかった。でも今は同じ対抗戦グループである帝京大学の天下です。中立を欠いてません?最高の試合内容というわけじゃないでしょう?勤労感謝の日には、同じく「早慶戦」を放送してました。これはさらにレベルが下がります。そういえば大学野球も、東京六大学の「早慶戦」だけは放送するな。伝統というだけで、公共の電波を使う意味がありますか?東京中心でものを考えるのもいいかげんにしろよ。たぶんラグビー協会のお偉方に早稲田や明治のOBが牛耳っているのだろうと推察するのだが、そんなノスタルジーに浸ってもらっては困るのである。エディージャパンの活躍は協会の支配から離れたところから生まれた。ブームの中、トップリーグのガラガラのスタンドを放置しているような頭の固い運営をさせてはならない。以前にも述べましたが、私は「伝統」がきらいだ。革新、創造を阻害する。ただちに過去の栄光にすがって、利権にたかっている奴らを放逐すべきでしょう。老兵は消え去れ。またNHKも国民の金を使っていることを忘れず、最高のプログラムを見せてくれ。一部の大学をブランド化するな。首都圏だけが日本ではないのである。
2015-12-07