この週末、某団体の主催する、情緒障害を有する子供たちのスキー合宿にボランティアで帯同してまいりました。
10名足らずの子供たちですが、とにかく眼がはなせません。危険と隣り合わせだからです。
一人一人にマンツーマンで大学生(これもボランティア)が対応します。加えてそれを統括するリーダーが3名ほど。
加えて養護教諭経験者や私などのサポートスタッフが5名ほど。ほぼ子供一人に2人勘定の所帯です。
親と離れて宿泊するのが初めての子や、スキーが初めての子もいます。
彼らをのべ3日間統率し(決してこちらの思うように仕向けずに)、リフトに乗ってスキーをするまでにするのです。
スキーの指導から、食事の世話(ほんと大変です!)、風呂、トイレの付き添い。着替えなどの世話。それに服薬指導まで。
子供たちが何とか寝た後は、深夜にミーティングです。
担当によっては、食事も睡眠も満足にとれてないのではと感じます。
それを「好きでやってる」とか「就活のキャリアアップのため」と言ってしまえばそれまでです。
正直申せば、私目頭が熱くなりました。
普段見かける、無表情で陸揚げされて1週間放置された魚のような眼をした大学生とは別人種がいたのです。
男子も女子もいましたが、皆眼差しの美しさはどうでしょう。私が面接官なら、入室した時点で採用です。
「きりっ」とか「シュー」としているのとはちがう、優しさと強い意志の調和した美しさとでもいいましょうか。
プライベートではちがうのでしょう。それで当然。私も診療所を離れれば、バカやってる酒飲みです。
今時の若者。素晴らしいです。これを日本をよくするという意識まで高めて欲しいものです。