最近不思議に思うこと。整形外科診療所である当院は、やはり高齢者が多くの割合を占めるのですが、学校でケガをしたり、クラブ活動であちこちが痛くなったりで、子供たちもけっこう受診されます。最近なぜなのか疑問に思うことを、ひとつ書かせていただきます。診察室に患者さんを呼びますと、小学生がただ一人、入室してきます。「一人?」「うん。(はいと返事のできる子は1割もいない世の中になりました)」「お母さんは?」「外にいる」「???」まあ診察するのに、事情もわからん親がぐじゃぐじゃ無意味なことを喋り散らして、かえって妨げになることも多いので、診察をします。未成年だから、本来はレントゲン撮影も許可をえるべきかもしれませんが。そしていざ説明をするときになっても、件の親は診察室に入ってこないんです。待合室にはいるんですよ。看護師がご入室を促しても、「結構です!」です。訳が分かりません。そういう親はたいていスマホをいじっています、ほぼ100%!子供の病状が気にならないんでしょうか。また生活指導ストレッチの方法、治療にかかる期間なども説明するのですが、すべて子供一人です。子供の不安な気持ちを慮ることができないのでしょうか?たいしたことないと高をくくっているのでしょうか。これで親の務めを果たしてると皆さん思われます?こういう手合いに限って、「骨折」なんて言うと、あとから診察室に乱入してくるんです。最初から入って来いよ。訳がわからん。おっさんには理解不能なんである。どなたか、このての親の心理を解説してください。一人や二人じゃないんです。何のために付き添って、一緒に来ているのかね?そうかと思うと、ディズニーランドにでも行くのですかと言いたくなるような、家族全員で診察室に入ってきて、息苦しくなる家庭もあります。この手の家庭は、最初から最後まで無言の(あいさつもできない)父親が、当たりまえのように、診察用のベッドに座ります。注意する気も起りません。何が悪いのか理解できないでしょうから。せめて「こんにちは」くらい言えよ。まあ、いろんな家庭があってかまわないのですが、子供には罪はないよなぁとつくづく感じいる次第です。