先週の土曜日、ようやく万博へ行ってまいりました。
予約をしては、野暮用でキャンセルを続けていたので、バス代などだいぶ無駄にしました。
今回も堺東からバスで。これも予約が煩雑でうんざりなんですけどね。
結構強風でした。
毎週のように通っている娘から情報を仕入れていたので、入場は待つことなし。
混んで昼飯もままならぬと思いましたので、見学することなく、セルビア館の食堂へ。ワイン1杯が1800円は高いけど。セルビアワインを飲む機会もないですし。
これだけでも、万博来た甲斐がありました。
55年前の子供とは違うので、できるだけ、色々な人と話をすることを心掛けました。
アルバイトであれ、そこで働く人が楽しい気持ちになってほしい、と思うから。
じっと並んでいると、腰痛持ちの私はつらい。
人気のパビリオンもいいですが、「コモンズ」という、一国で出展する経済力のない、アフリカや中南米、欧州の小国、島嶼国が寄り集まったパビリオンを攻めてみました。
あたりでした。
高校の文化祭を思わせるような展示がいい。しょぼくて、空気が緩い感じ。
ゲストを無視して、スマホをいじっている人がいるかと思えば、やたら張り切って、国の内情を熱弁するコンパニオン(男性もいます)もいたり。めちゃくちゃ楽しかったです。
ロシアの西隣のバルト三国では、「日本も同じでロシアの脅威にさらされています」と語りかけると、そこのお嬢さんは我が意を得たりと、大いに語り合えました。日本語でよかった。
重くて高かった公式ガイドブックを持参したのですが、これは正解でした。小さくとも一つの国です。尊敬の念を持たねば。安直ですが予習して、そこの担当の方に質問したり。真剣に調べてくれたりして。
迷惑な初老の男だったかもですが、この年で学ぶことが多かった。知的好奇心を大満足させてくれる「コモンズ」なのでした。
事前予約で一つ当選した、「パソナ」館の「iPS心臓」でしたが、医者だから見ておかねばと思いましたが、あまり感動はなかった。
装置も仕掛けも演出も凝ったものではありましたが、私は一人の人間同士が、その一瞬でしかないにせよ、触れ合えた感動のほうがが大きかった。
また一月後位に入場予定ですが、また「コモンズ」に入り浸るような気がします。
混まないうちに、各国の料理と酒をいただくのは当然。
昼を過ぎると、パビリオンの入場か、食堂の入場かわからないくらいに混雑します。
並ぶ気力もなく、早々に帰宅しました。
子供たち、コンパニオンには日本語OKの人も多いから、勇気をもって話かけてほしい。
結局世界は人とのつながりなんだよ。
人生が変わるかもよ。
。