昨日の土曜日、堺市のコロナワクチン集団接種会場に出務してまいりました。
堺市の場合は、出務できる医師、薬剤師、看護師がネットで予約します。いわゆる手上げ方式です。昨今の短期アルバイトや出前サービスに似ていなくもありません。
このところ、診療所には連日洪水のようなFAXが届きます。ほぼすべてがコロナ関連。読み切れるものではありません。
そのFAXの山からたまたま見つけたのでした。知らなければ、手が空いてるのに非協力的な医師会の医者と言われかねないところでした。
一会場に、医師二人、薬剤師一人、看護師6名および事務方数名の所帯です。寄せ集めですから、意思の疎通が大変になります。
午前中3時間で私は24名の方の接種を行いました。
スタッフが慣れれば40名くらいの接種は可能と思います。
誰もが初めてのワクチンですし、ワイドショーでは副反応を針小棒大に放送しているから、皆さんの不安や疑問はさぞ大きかろうと想像しておりましたが、とても冷静で驚きました。
ほとんどの方が「こんなに早く接種できて感謝以外ない」「ワクチンをうてるだけでありがたい」とおっしゃいます。
日本人の美しさをまざまざと感じました。日本はやはり素晴らしい。
民度の高さは世界一ですね。
対照的にテレビや新聞の下劣さが際立ったのでした。
私もとても穏やかな時間を過ごすことができました。
今月はあと2回出務しますし、6月も出向きます。
診療所の医師はコロナの最前線に立つことはできないけれど、銃後の守りは国民の皆さんの協力で心配ないと心強くなりました。