リオ・オリンピックが閉幕しました。時差の関係で、金メダルのかかったところは仕事中。ダイジェストも仕事中。夜遅くの予選と、昼下がりの馬鹿なワイドショーしか見られなかったのが残念。正直に告白いたしますと、涙が止まらない毎日でした。年で涙腺が緩んでいることも確かでしょうが、加えて、彼ら・彼女たちの活躍の底にある努力や周りの人の献身を感じたからかもしれません。華やかな舞台に立つ一握りの人間のかげに、同じような努力をしたけれども報われなかった多くの人たちがいる。言えることは、努力なしでは成功はなし。また努力が報われるとは限らないという現実でしょうか。私の知る努力については、後日書きたいと思います。洪水のような報道にあって、中でもご両親が非常な努力をされてることがよく伝わりました。自宅に道場や卓球場を作ったり、中学卒業してすぐ単身留学したり・・。さぞ縁者や近所からは変人、気〇い扱いされたのではないかと推察いたします。私の両親がそうでした。どんなに立派なアスリートも結局はご両親の子供なんだなぁと、感涙にむせぶ人々を観て、我がことのように幸せな気持ちにしていただいたのでした。また活躍を期待される選手の持つ重圧感を教えてもらった日々でもありました。心からありがとうございましたとお礼申し上げます。日本選手(それしか見ていない)の皆さんの眼差し、素敵でした。一つの道に人生のすべてをささげたものだけが持つ深遠な強い瞳でした。胸を討ち抜かれました。人生の黄昏を感じる自分だから、若者持つ無限の可能性を、うらやましく思ったのかもしれません。親が我が子をみるような気持ちでありました。また9月からのパラリンピックで感じたいと思います。今度は家族から離れて一人で観ます。今回のオリンピック、私にとって一番感激したのは、陸上男子4×100リレーでした。日本がアメリカに勝つなんて(たとえ失格でなかっても)、私が生きている間に体験できるなんて思いませんでした。これぞ日本。これからの日本を象徴する事件だったと思います。2020TOKYO。私はどのような心持で協議を眺めることになるのでしょうか。