昨日は、東大阪ライオンズカップラグビー大会でした。医務委員として、たいして役には立たないけれど選手諸君の見守りに参加しました。会場はラグビーの聖地花園ラグビー場です。冬のシーズンには荒れていたグラウンドも、ため息が出るような美しい芝が蘇っています。愚息もついに第2グラウンドデビュー。軽い嫉妬すら感じます。体格差や戦術理解がありますので、幼稚園から6年生まで学年ごとに分かれて試合です。幼稚園ではゴールラインを越えてどこまでもボールを運ぶなどという、微笑ましいハプニングもありましたが、どの学年も十分にラグビーが成立し拳に力が入りました。順位のつかない幼稚園を除き、我が堺ラグビースクールは、2年と4年が優勝、6年生が準優勝をおさめました。月に3回でしかも毎回2時間半だけの練習。ここに私が胸をそらせて誇りたい部分があります。いかに密度を濃く、選手に考えさせる練習をしているかですね。ラグビーは試合が始まれば、指導者は指示できません。選手で考えます。週末の朝から晩まで、指導者に罵詈雑言を浴びながら練習させられ、試合ではヘマをやらかすと、あとで叱られることを考えて泣いている、あるスポーツの選手とはちがいます。一つのボールを奪い合う、自由な精神と肉体のぶつかり合いを、ただ見守るのです。そう「自由」の強さと美しさを感じるのです。怪我人がでないかと、緊張の連続で一日を過ごしましたが、子供たちの美しい姿はとても幸せな時間を与えてくれました。