本年10冊目の読書を終えました。「ネット依存症」 樋口進著 PHP新書 760円最近「ネット依存」といって常時インターネットに浸かり、昼夜逆転し仕事、学業ができなくなる人が増えています。本書によれば20年くらい前から散見されてきたようです。中高生だけで52万人いると推計されてます。ざっくりと700万人のうちですから、非常事態ですね。なんと韓国がその先進国なんだそうです。ネット依存になると、学業(仕事)はおろそかになり、体力もなく、他者とのコミュニケーションがとれず、何とか依存症を克服しても失った時間(学力)のために結局社会に戻りにくくなる。悲惨な実態が示されます。現在は精神科で治療を行っているのだが、専門家が少なすぎること、家族が表に出したがらないことがあって、問題の解決にはほど遠いことが記されてます。また父性の欠如した家庭に多い事実もあるようです。ひとり親、単身赴任、無関心といろいろらしいです。でも父性の欠如って、家庭内暴力や、ひきこもりの時にも言われてませんでしたっけ?個の自立しないまま、悪しき個人主義が蔓延した日本では、父性の復活は困難なんじゃないでしょうか。この父性の復権についての処方箋は書かれていません。私は教育しかないと考えますが。今から舵を切っても30年かかりますね。また自宅でネットばかりしているばかりが依存症でないことにも触れられています。私がいつも言う「スマホバカ」も立派な?依存症ですと。とにかく人格形成に深刻な影響を及ぼすのだということを教育することが喫緊の課題でしょう。誰もが陥る可能性のある「ネット依存症」。一読されては。今朝の体重; 82.3㎏ 前日比 0.8㎏昨日の食事: 朝食; パン1枚(バター、ジャム)、ヨーグルト、バナナ半分、牛乳100cc、コーヒー         昼食; スコーン2個、牛乳50cc、 コーヒー、         夕食; 豆腐サラダ、イカ野菜炒め(油なし)、青大豆のおひたし。意地の30分ランニングもおこないました。 空腹でなかなか寝付けなかった。