イギリスが国民投票でEU脱退を決定したことは、いろんな方面に波紋を拡げているが、私は正直驚きました。いざ投票する段になると、「今のままでええわ」という気持ちになり、離脱NOを示すと考えていたんです。それは日本人的な、日和見的な情けない考え方でした。大阪の都構想の住民投票とは真逆な投票行動でした。また年代別にみれば、高齢者ほど離脱に賛成したそうです。鮮やかなまでのジョンブル魂をみます。私にはそれが正しい選択かどうかはわかりません。しかし、やはり彼らには大英帝国の血が流れているのですね。やはり英国は、欧州大陸の国々とは一線を画すものだったのです。きっと宿敵フランスや、格下ドイツが主導権を握るEUに遅れて加盟して、ずーっと鬱屈した思いを抱えていたのでしょう。誇り高き英国人の魂を見た思いがします。スコットランドはいずれ独立し、アイルランドもどうなるかわかりません。彼らがEUに残ると言っているのだって、イングランドとタイマンをはるのが主意でしょう。もともと仲の良くない国々の集まりであるEUは解体へ向けうのではないですか。「人はパンのみに生きる」のではないのです。世界は面白い時代に入りました。我々日本人も、正しく国史を理解し、誇り高く生きなければならないと考えます。