今回のコロナ禍において世界の中で日本の特異な対応は、超高齢社会が一因であると感じています。
年金生活者は、社会が止まり日本の経済が疲弊し悪化しても、受け取る年金の額は変わりません。労働世代が職を失い、自殺が増えても、ワイドショーを観、嬉々として自粛してらっしゃる。「残り少ない人生、自粛して何が楽しいの?」と私は思うのだが、人生を楽しむより長生きすることのほうが大切な方は多いらしい。
何度も言います。コロナはなくなりませんから、政府が方針を変えない限り、少なくとも数年は自粛ですよ。それでいいのかな。
若い人は違う。今後長い人生を苦しみぬいて生きなければならない。ただでさえ高齢者のために税金をふんだくられているのに。学生はこの1年半、何も得てません。学問も友人も人生の豊かさも。よく文句も言わず、反乱も起こさず耐えているなとすら思う。それだけ子供の時から生気を抜き取られる教育を受けてきたということかも。
しかしこのままで済むわけがない。
財務省は国家財政の窮乏を理由に、消費税を始めとする増税を狙ってくるでしょう。GDPも縮小することが予想されますから(欧米は拡大してます。馬鹿な自粛の賜物ですね。)、当然年金は減額されます。自粛で家にいるからかまわないよね(皮肉です)。生産年齢者の収入は減ますので、保険料の原資も当然減ります。当然保険医療は苦しくなります。自己負担の増額でしのぐことになります。ワクチンもインフルを含め当然有料化されます。自分の命を守るのに金を使うのは当たり前ですね。
コロナ禍で富める者はますます富み、貧者はさらに貧しくという二極化が進行中です。
緊急事態宣言の効果がでず平気で酒を提供するなど、国民の遵法精神は失われつつあります(飲食を生贄にするほうがあくどいと思うが)。これと貧富差の拡大は、ますます日本を弱い国にしてしまうと考える。
仁徳天皇の例を出すまでもなく、日本は民が平等に穏やかに過ごす国柄でした。それが失われたら日本でなくなります。
私ももうすぐ養われる側の人間。若者が明日の光を感じられる世の中にすべく、年寄りは老醜をさらすことなく、犠牲的精神で生きていくべきと考えています。