クレーマー。といっても当院に対するものの話ではありません。幸い当院のある初芝は、とても穏やかな街でして、わけのわからんクレーマーと思しき方はほとんどおられません。もっとも、私はこの業界で言われている対処の仕方とは真逆をいきまして、すぐ警察を呼ぶことにしております。今まで4回ほど呼んだでしょうか。すべて警察官に来ていただくだけで、「キャン」とばかりに尻尾をまいて去っていく輩ばかりでした。さて今回は、当院もいい迷惑をした、愚か者の話。日ごろ出入りする業者は多いのですが、ある業者(仮にA)が駐車場代わりに向かいのスーパーの駐車場に停めました。お客でもないのにね。まぁ、スーパーも駐車料金を払えば一応文句は言いません。当院とお互い良好な関係を維持していますので、そのあたりは大目に見てくれるわけです。そこで料金の支払いをめぐる小さいトラブルがあったようです。漏れ聞こえる話からは、非はAに大きい。それをあろうことかAは匿名でスーパーにクレームをつけた。駐車場の管理は警備会社に委託されています。それも一年契約で。そういう警備会社の警備員の社会的立場の弱さは、誰だって想像できるでしょう。さっそくスーパーから警備会社にクレームが入りました。直接的には、警備員の解雇の危機です。どう考えても金が余っている人ではないでしょう。またやや高齢の方が多いので、再就職は困難と思います。また警備会社そのものが委託業務を断られる可能性もあります。そうなれば大量解雇です。Aにはそのような他者への想いはなかったのでしょう。またクレーマーは必ずと言っていいほど、自分より立場が下にあるものを対象とします。よくこのスーパーの駐車場で「俺は客やぞ」と叫んでいるおっさんがいますが、こういう手合いは絶対、社会の支配層にはよう言わん。クソ野郎の多さにうんざりするのである。たぶん家庭も会社もおもしろくないんだろう。戦うなら上と戦え。弱いものに己の劣情をほとばしらせるな。もうAとは以前のようにフラットな関係で話をできないです。私はこう見えても(えっ?とっくに見切っている?)いったん定めた人の評価を変えないので、今後どのように対応されようと、「浅はかなクレームを入れたA」として見てしまうのです。私との付き合いが切れて逆に幸せかもしれません。昔のテレビ局や企業がそうであったように、クレームについては「うるさいわ、ボケ!」でいいのではないでしょうか。自分に自信と根拠があるならば。ね。バカを増長させると良民が結局は損をする。
2016-06-06