私は、一杯のコーヒーでゆったりとした時間を過ごせる人がうらやましいです。

まず性格的にのんびりできません。海外のリゾートホテルやビーチで本を読みながら寝そべなど絶対無理です。旅行に行っても目いっぱいのスケジュールを組んでしまいます。

性分なんでしょうかね。時間をゆったりと使うことができません。

学生時代、懐が淋しくて、喫茶店へ行けなかったことも関係しているかも。ジャズ喫茶!も一度行きましたが、紫煙と退屈さで二度と御免と思いました。

フランス留学時代も、極貧でしたので、カフェでコーヒーを飲んだのは2年間で2回だと思います。寒い冬の日、散歩の途中で場末のカフェで立ち飲みのエスプレッソをいただきました(座ると高いんです)。シャンゼリゼのフーケなんて前を通っただけです。そのころでも400円くらいしてましたからね。安物ワインが2リットル200円くらいでした。

研究所の食堂は70円くらいだったから付き合いで時々飲みました。ちなみに水もミネラル水を買ったことはほとんどありません。欧州の貧乏旅行ではすべて水道水でした。

エスプレッソは好きでした。茶色い砂糖を入れてね。甘くして飲む。ドイツの地方では、コーヒーを浸した砂糖を食べる習慣があるみたいです。イタリアのエスプレッソは濃縮されてドロッとしてます。

エスプレッソなんてしゃれたレストランでも行かない限り日本では飲めませんでしたから、「ドトール」のエスプレッソはありがたかった。安くて速い。初めて利用したときは感動すら覚えました。

先日も会議の前に、堺東銀座のドトールに寄りました。座っていたのは10分ほどでしょうか。気分転換できました。

いつかフランスへ渡り、留学先の近所のカフェで、のんびりと座ってエスプレッソをいただきたいものです。

高価なスターバックスはこの数年行ってません。