田植えの季節です。ご近所もこの週末あたりに行われるようです。田んぼに水を張るのと同じく、ツバメを多く見かけます。軒下の安全な場所に巣をみかけます。河内長野の三日市町に住んでいたころ、バス停までの駅前通りの民家にたくさんの巣を作っていて、毎日それを眺めるのが楽しみでした。最初はピーピーという声だけが聞こえ、やがて頭がのぞく様になり、そのうちに巣から落ちるのではないかと心配になるほど、大きくなってひしめきあう。そして巣立ち。通勤電車に少しでも良い席を確保したい気持ちは理解できるのですが、皆見向きもせず、怖い顔で通り過ぎます。「心和むのになぁ」とよく思ったものでした。自然保護とか環境権とかかまびすしいですが、私はそれらを斜に構えて眺めています。自分の都合を最優先させてるんとちゃうの?近所の初芝駅にも改札口のそばに毎年ツバメが巣を作っていました。最初は「巣があるので注意」と張り紙がしてあって、そこでも私はなごんでいたのですが、そのうちに空いた巣を取り壊すことをはじめ、とうとうツバメは来なくなりました。またツバメの巣マニア?の私のお勧めは、阪和道下り線紀ノ川SAのトイレ近くなのですが、ここはまさに巣窟と言っていいほどの多くの巣があります。これも毎年この季節、とある事情で必ず訪問していたのですが、なんと今年は営巣するよな場所にことごとく網がかけられて、ツバメが排除されていました。紀ノ川SAといい初芝駅といい、事情は推して知るべしですね。たぶん、苦情バカのせいだろうと思います。人間の存在と営みが、何より迷惑なのに。糞野郎の増殖を何より憂います。