今日、東北東日本大震災から4年を迎えます。
私は毎年、モヤモヤした不機嫌な気持ちでこの日を迎えます。
簡単に言えば、ますます日本人が嫌いになっていく感覚が体中に湧き起ってくるのです。
かの地震では、1万8000余の方が亡くなるか、今なお行方不明となっています。また当時の無能な首相により故郷を追われ帰還できずにいる方が20万人を超えます。
これらの方々への寄り添う気持ち、かの地へ思いを馳せる心が、急速に失われているように感じます。
「絆」はやりましたね。
結局、我が身内だけの絆でした。最近はやりの「マイルドヤンキー」と同じです。
今日は一日、お涙ちょうだい物の被災地情報がマスコミから垂れ流されるのでしょう。せめて震災関連に興味のある方は、「スーパーニュースアンカー」を観てください。
福島原子力災害後、一番に原発内に入って取材した、青山繁晴さんの開設があるはずです。
皆さんわが身のこととして、考えませんか。
「何ができる」とおっしゃる方も多いと思います。
何のためのスマホなの?と問いたい。
義捐金は今も各県受け付けています。しかもどの目的に使うのかまで選べます。
私も年2回ほど送金しますが、すべて震災で親を失った子供たちの教育資金にしていただおいております。
東北は食べ物もおいしいですよ。まだ気仙沼の牡蠣が食べられます。
福島は農産物が最高です。
「放射線が」とい気になる人は外も歩かないでください。どこでも放射線は浴びます。
それに福島の農産物は、放射線量の検査済み商品ばかりです。かえって安心。
感情でなく、論理で考えましょうよ。
農協を通さない直販の低農薬米なんかもおいしいうえに高くないですよ。
酒も東北はおいしい。我が家の人気No1は二本松市の「大七」です。蔵元から直で買えます。
一番いいのは、現地を旅行することですね。
温泉の多い東北。いい湯に浸かって、美味しいお酒と料理。歴史豊かな風土。
言うことなしだと思いますけど。
震災後4度訪ねましたが、すでに身体がムズムズしてきます。原日本というか、日本人の肌合いに合ってすとんとくるのです。
東北に、眼に見える形で金を使う。秋の彼岸のころは瑞穂の国を実感できます。
これがせめて私たちにできる支援ではないでしょうか。
「我々は決して、見捨てられたのではない」と東北特に福島の方に感じていただくことが大切なのだと思います。
「原発反対」と国会前で踊るのも大切かもしれませんが、それより明日は我が身ととらえて、静かに東北に寄り添う姿勢が日本人らしいと感じます。
震災を契機に始めた、「勝谷誠彦講演会」。日程の都合でなかなか開けませんが、必ずこれもやり遂げます。
今日も精一杯生きましょう。
合掌。