何かと競技環境で話題の多い、リオデジャネイロオリンピックですが、先日選手壮行会が行われました。あと1か月なんですね。わが身に置き換えてみると、例えば入試なら、尻に火がついています!選手の皆さんはそれ以上なんでしょう。僕的には、体操、水泳、バドミントンが楽しみです。その壮行会で、またやらかしました。森のオッサンです。元総理の森喜朗さんです。「何故君が代を声をそろえて歌わない」とのたもうたとか。僕は間違っているとは思いません。彼の「日本は神の国」も「その通り」と激しく同意するところである。ただね、あんたが言うな・・・と。これは不徳の致すとこと言うしかない。森さんが何を言っても、マスコミはステレオタイプに報道するだけなんだよ。もしかしたら安保法案と絡められて、愛弟子と思っている安倍総理が窮地に立つかもしれない。とは考えないんでしょうね・・・。誰か引き際を教えてやってよ。オリンピックでええかっこしたいがために、2019ワールドカップラグビーの重職を簡単に放り投げやがって。もっと素直な気持ちで、国歌を愛したいものです。三浦知良もそうらしいけど、異国で苦労したものは国旗、国歌がどれほど心の安寧をもたらすかよく理解するのだと思う。日本人であることの誇りが生きる力を与えてくれるのですね。そこで本年私が勧める16冊目の本であります。 国歌斉唱 新保信長著 河出書房新社刊国歌・国旗を一番意識するのはオリンピックじゃないでしょうか。。今度のリオは、治安の悪さや、ジカ熱の感染、競技施設・周辺施設の建設の遅れ、主催自治体の財政破綻など負の話題ばかりが多い大会ですが、オリンピック好きの日本人(それ以外は興味ないという、結局はスポーツを愛してるのではないのね、丸出し)としては、丸半日の時差もなんのその眠い目で出勤するのでしょう。さてオリンピックといえばやはりメダルです。それも金!国歌とともにへんぽんと翻る国旗に(室内だとそうはいかないが)涙目の方も多いのではないでしょうか。オリンピックでは表彰式の国歌演奏は確か30秒ほどに短縮されて演奏されるはずです。ラグビーのテストマッチで「いつまで歌っとんねん」という国もありますもんね。団体競技では、試合前によく国歌が演奏されます。日本では最近は、ソロで歌うのがトレンドのようですが。でもスマップの中居はないやろ、と思ったことも。ネット監視社会では、すぐ「あいつは歌ってなかった。もしかして在日?反日」なんてすぐスレッドが立ちます。嫌ですね。昨年のラグビーワールドカップでは、ジャパンの選手が全員心を一つにすべく、君が代を練習したなんてエピソードがありました。フランスでは、スタンドが震えるくらい、皆大声で歌います。皆さんも歌うなら、きちんと脱帽して立って歌ってね。国歌吹奏、斉唱で脱帽は世界の常識です。子供の運動会で、ぺちゃくちゃしゃべったままの馬鹿親や、ぼーっと突ったっている年寄りを見ると無茶腹が立ちます。「こいつらは日本国民であるプライドも、自覚もないのだなと」年寄りが日本をダメにしたのだとの私の確信を再確認する瞬間です。ただこの国歌斉唱、どうも世界基準ではないのかもしれません。卒業式でも歌わない国がたくさんあるようですよ。日本で卒業シーズンに毎年もめる(風物詩ですね)国歌斉唱は果たして世界の常識なのかという筆者の疑問から生まれました。世界をくまなく回ってというわけでなく、在日の外国人に訊いてまわったのがこの本です。どうも違うみたい。また多くの国は、自分の国自慢に終始しているか、敵をやっつけろと言っている国歌が多いようです。いくら君が代が気に入らん人がいようとも、それらが多数派になる日は、私が生きている間にはないように思います。それなら、学校の教師もあきらめて、君が代廃棄が多数派になるまで、がまんして唄いなさい。それが民主主義でしょう。生徒たちも、我慢してお前らを殴らずにいてやったんだから。国歌は日本人が思っているほど、いろんな場面で斉唱されているわけではないのだけれど、「君が代」が気に入らんねやったら、それらで多数派を作れよ。という結論なのでした。日本選手団が、自らのために最高の姿を見せてくれることを期待しましょう。