古くは、疑惑の銃弾で世間をあっと言わせ、最近では甘利経産大臣を辞任に追い込んだ週刊文春である。その後もスクープを連発し、世間は快哉を叫んでいた(ような気がする)。最近はスクープを発掘しなければならないと、自分で追い込んでいるのではないかと、心配したくなるようなクズネタをさもスクープのように報道している。今週号の電車の中吊り広告の左肩が、中村橋之助の不倫疑惑である。先斗町の芸妓さんといい中なんじゃないの?という記事。ほっといたれや。30年前からの付き合いやて。しかも相手はプロや。プロのお姐さんと仲良いって、それ不倫ですか?私はそれはあの世界の方々の、甲斐性であって、何の問題があるのかわからん。相手もプロなんである。よしんば文春が勘繰るようなことであっても、なんか問題ある?成駒屋の御曹司が、しかもあのシューとした顔であれば、モテナイわけがないともうのだが。もっとも歌舞伎俳優が世襲でしかも人間国宝になるのは勘弁と思っている。今週号の文春は、他にもメリー喜多川ネタや、高畑淳子モノの芸能職満載。加えて「お前は週刊現代か」といいたくなる医療告発ネタ。活字が手元になく、仕方なしに買った自分が馬鹿であった。もっと命がけのネタを発掘してくれ。