最近は、日本の歴史と伝統を守る視点からの政治的発言が多い百田尚樹さんですが、「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」などの著作で知られる、出せば大ヒットのベストセラー作家です。その百田さんが、「最後の小説」とツイッターで宣言した「夏の騎士」が上梓されました。さっそく購入し、週末二日で読破しました。昭和の香りのする、読後感のさわやかな青春小説でした。老人になりつつある私たちの世代が読んでもよいのですが、ぜひ小中学生に読んでほしいと思いました。「正義とは何か」を感じてもらえると思います。成績も悪く、喧嘩も弱いこんな3人組が、堂々とした男への一歩を歩み始める。そんな小説です。図書館も左翼に支配されつつある昨今ですから、氏の作品は図書館では読めないかもしれません。ぜひ「買って」読んでください。
2019-07-29