先週土曜日は、堺市の整形外科医会の新年会でした。

ただ開業医だけで集まって食事をするだけではつまらないですよね。日頃お世話になっている堺市内の基幹病院の先生方をお招きします。大阪労災病院、堺市民病院、清恵会病院など整形外科の幹部の先生が来られました。

会食の前に2時間ほど勉強会をします。お互いが顔を合わせ、専門領域の議論をします。

私たちは病院に患者さんを紹介するのではありません。「〇〇先生」に紹介するのです。ですから専門領域を詳しく知ることも大事ですし、お人柄を知ることも大事です。人間相性がありますから。

夜が更けるまで、お酒を飲みながら交友を深めました。

また、皆さん結構誤解されているのですが、私たち開業医はライバルであり仲間です。年に何回も合同で勉強会をしており、独りよがりの治療をしないように研鑽しています。

ですから勉強会に出てくる仲間はお互いのことをよく知り、とても仲がいいのです。

よく今まで通院していた医師の悪口をいう人がいますが、気持ちはわかるけどまったくの逆効果です。「次は私の悪口を言うのやな」と思うだけ。それに「××先生はそんな治療はするわけない」と知っています。

ですから、逆に隠さずに「どこの医療機関に通院していて、どんな治療を受けていたか」を正直に仰っていただきたいのです。

ただし医師会に入っていない医師は全く分かりません。勉強会で会うことはあっても、話すことは全くありませんから、どんな治療をしているかわからないんです。

勉強会に全く出てこられない医師も同じくわかりません。

また明日からの診療に改めて意欲がわいたのでした。