梅雨入りしました。こんな時はご自宅で読書など如何でしょうか。本年7冊目の本の紹介です。つい先日、一橋大学での講演会が、言論テロにより中止に追い込まれた百田尚樹さんの対談集です。彼のどこがレイシズムなんでしょうか。特亜に対して歴史的事実を述べているだけではありませんか。韓国と付き合う必要がないといったところで。朝鮮人を貶めることにならないでしょう。まずは、日本人の心を確認するうえで、本書を読んでいただければと思います。 大直言 青山繁晴・百田尚樹著 新潮社 1300円ご存知、保守論客のお二人の対談集です。保守=右翼 のレッテルが張られる日本ですが、ちがいます。保守とは日本の国体、即ち天皇をいただく君主制民主国家としての日本を現代においてどう守るかを根本に考える思想と私は考えます。ですから共和制を志向する石原慎太郎は私から見れば保守ではありません。保守に、右も左もありません。ただ左の方は天皇制を支持しませんし、左と民主主義は共存しないので、左の保守はありえません。さらに言えば、日本に天皇独裁制であった時代はないのではないでしょうか。かならず政治をつかさどる行政府がありましたね。ですからよく左翼のいう「天皇独裁制」はありません。安倍首相が折しも、改憲の私案を明らかにしました。先日私は賛意を示しましたが、精査しましたところ「反対」であります。9条があのままである限り、自衛隊が存在できるはずがありません。9条を変えない限り、自衛隊は活動できません、自衛隊員も安心して任務を遂行できません。戦闘を行えばきっと殺人罪で訴えられます。本書では、日本の根幹たる憲法・軍隊・外交・国土を語ります。やはり歴史を深く知ることが大切であります。その延長線上で、女性宮家創設の愚、日本を滅ぼす女系天皇の論議を考えていただければ幸いです。
2017-06-08