万博まであと10日をきりました。
万博へは建築に興味のある人はぜひ万博へ行ってほしい。
展示内容もさることながら、パビリオンも見どころでしょう。
大阪万博でも若き日の黒川紀章さんやその後名を挙げる建築家が野心的な作品を設計しました。せんい館は横尾忠則さんがあえて工事未完のようにしつらえ紅色の足場や職人の人形を配して話題となりました。
カプセルの集合体であるタカラビューティリオン館も異彩を放っていました。
その中でも、屋根がテントでできていて柱のないアメリカ館やバルーンアートのような富士グループ館はびっくりしました。
これは後に東京ドームを手掛ける大阪の「太陽テント」が作ったものです。富士グループ館はプロジェクトXでも放送されたので、ご存じの方も多いかと思います。
アメリカ館はテントがしぼまないように館内の気圧を高めてあるので、入場するときの回転ドアで耳が圧迫されるのに驚きました。富士グループ館は建物全部がゴムチューブだったので、館内がめちゃくちゃゴム臭かった。これは閉会間際の9月でも臭かったです。
でもこの万博の成功が「太陽テント」を世界的企業に押し上げたのだから、企業にとって万博は社運を賭ける価値があるものだと思います。
諸外国の展示もいいですが、国内企業館で日本の底力を観るのもいいものです。
昨日、万博会場で仕事されてる方にちらとお話を聞きました。
国内パビリオンはほぼ完成したが、外国パビリオンは噂通り開幕に間に合わないでしょうということでした。
すぐマスコミはヤイノヤイノ言いますが、残念だけれどそれも楽しむ心を持ちたいものです。