参議院選挙が始まった。昨年から私が叫んでいた、衆参同日選挙、消費税増税撤回はともになさそうである。たぶん自民党で行ったアンケート調査で、これでも勝てると踏んだ結果と思う。しかし本当にそうかな。今の日本は東京だけが勝ち組である。東京にいて日本全体がわかるか。大阪もインバウンドが増えただけで、主人公である日本人は、スーパーのチラシに血眼である。消費税は低所得者にこそ酷税感が強くなる。仁徳天皇が泣いておられるぞ。人は経済的に困窮すると極端に走る。安倍内閣の終焉の始まりにならないか?最近内閣の物事の進め方に、丁寧さを欠くように感じる。改憲はおろか、拉致被害者の救出、北方領土交渉とすべて手詰まりに見える。疲れてきたのか。世界で立ち回れる宰相を失うことは、日本の損失である。自民党政権であればいいのではない。世界に伍していかねばならんのだ。杞憂であればいいのだが。日本国民の民度を見誤っていないか。非常に暗い気持ちでいる。