高校の時などは年100冊くらい読んでました。
年とともに眼が悪くなり、疲れやすくなりました。一晩で一気に読み遂げるなどもうできません。文庫本も字が小さくて頭痛がしそう。
私の読書好きは子供たちに継がれています。彼らの本箱は文庫本だらけです。書店も減り、読書量が減っていたのですが、息子が大学に入り好きなだけ読書できるようになったので、私なら絶対に買わない本が家にころがっています。
その中から、今日紹介するのは
「好きな食べ物がみつからない」 古賀及子著
皆さん、面と向かって
「あなたの好きな食べ物は何ですか」と聞かれたら、何と答えますか?
はてなんだっけ?と著者が悩むところから始まります。
料理に限るのか?果物はあり?
また、「酸っぱいもの」なんていう答えは許されるのか?
「〇〇のチーズケーキ」と限定すべきなのか。
そもそも一つに限るべきものなのか?
そういったことを、一話完結のようにしながら、連続物として軽妙な筆致で記されます。
そして筆者がたどり着いたものは!
週末の東京出張の往復の新幹線で読み切りました。
電車は私の貴重な読書タイムです。スマホなんか馬鹿らしくて見る気も起こりません。
待合室に置いておきますので、よろしければお手に取ってください。